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御津公園

アメリカ村三角公園 (1983,1997)

所在地: 大阪市中央区
発注者: 大阪市
規模等: 街区公園 493m2

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「アメリカ村の三角公園」といえば、大阪ばかりでなく近隣府県の若者までもが、その場を思い浮かべる大阪一有名な街区公園と言えるであろう。戦後、道路敷地のへた地にできた「御津街園」と称されたこの三角スペースは、70年代からのアメリカ村という若者のまちの発展とともに「三角公園」という呼び名で親しまれ、周辺地域の変貌に合わせて、「リクリェィティブ(改修)」が行われてきた。

リクリエイティブの最大のテーマは、もとからそこに存在していたかのように、周辺のまちの雰囲気に融け込んだ違和感のないスペースにすることであった。従って、公園設計というよりも、むしろ、まちの一角をつくるのだという視点にたち、まちの観察から改修イメージを探った。改修計画、デザインに取り組む段階では、観察から抽出したまちのヴォキャブラリーを消化し、まちと公園の関係性を具現化するために、以下の事項を基本的な方針として取り上げた。

 ①まちの雰囲気に融けこんだ広場
 ②多様な活動を受け入れる広場
 ③茶の間のような心地の良い空間
 ④人と人のほどよい干渉空間
 ⑤空に続くみどりの天蓋を持つ広場

今もなお、若者たちとともに進化している三角公園。今後、ますます増えてくるであろう公園の改修には、時代の変遷に伴い、各々の地域の生活、社会環境に応じて、その必要性、目的、内容、方法論等を広い視野から見つめ直し、まちの個性ある発展につながるよう計画性を持つことが必要になってくるであろう。

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