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八幡屋公園

(1997)

所在地: 大阪市港区
発注者: 大阪市
規模等: 総合公園11ha/大阪市中央体育館屋上緑化

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新体育館と原っぱゾーン
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原っぱより新体育館を望む
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体育館上部からまち景観を俯瞰する

本公園は大阪市内西ブロックの代表的な公園である。平成9年の「なみはや国体」を迎えるにあたり、公園内に体育館とプールが設置されることとなり、整備範囲には半地下式構造の新中央体育館が配置されることとなった。
公園全体の考え方の中で、今回整備は「自然ゾーン」と位置づけられており、半円形の極めて人工的な建築の姿と自然らしさを演出することで、いかに全体と調和させるかが大きなテーマであった。そこで、①高低差を利用したデザインの立体化、②自然と人工のデザインの融和と対話、③エコロジカル・デザインの導入(長期的な森づくり)をデザインコンセプトとし、整備範囲の緑の秩序を設定した。

緑の導入には、体育館の構造に合わせて、原則的に同心円状の三重構造をとることとした。まず、外縁部は、常緑樹の成木を中心に植栽し、ボリュームのある緑を創造。周辺地域の緑の拠点とした。最も内側は体育館の上部にあたり、荷重制限も厳しいため、芝生を主体とし、低木の群植にとどめた。
中間部分は、幹線園路も通るため、明るい開放的な空間とする必要があり、落葉樹を中心とする疎生林とした。

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